厭世的セックスのすすめ。性の多様化と新しい愛のカタチ【適菜収】 連載「厭世的生き方のすすめ」第17回
【連載】厭世的生き方のすすめ! 第17回
◾️維新の会と性愛の可能性
「厭世的なセックス」のためには、ネガティブ・シンキングが必要になる。たとえばスチュワーデスのコスプレ中に過去の飛行機墜落事故を想起したり。お医者さんプレイ中に、手術をしたときの激痛を思い出してみたり。
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ムードづくりも大切だ。BGMはショパンの「葬送行進曲」がいい。
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アメリカの政治学者ハロルド・D・ラスウェルは、性衝動が権力への欲求に昇華されるという考えを提示した。自尊心の欠如や性的抑圧を「権力追求」より補償するわけだ。どこまで妥当な議論なのかはさておき、性衝動過剰な政治家は多い。
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維新の会は性犯罪の温床になっている。幼女を狙う政治家も多い。児童買春、児童ポルノ所持の三浦一成、女子高生3人に下半身を露出した赤坂大輔、12歳女児に性的暴行を加えた椎木保……。
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女子中学生を「ただでは済まさない」と脅したり、国後島で「女を買いたい」と騒ぎ出した議員もいた。笹川理は、セクハラ・ストーカーを繰り返し、深夜に女性の自宅を訪れてインターフォンを押していた。
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市瀬健治は元女性市議に卑猥なメールを送信。千葉日報社の取材に対し「暑くてむらむらしていたので思わず送ってしまった」と答えている。暑くなるとむらむらしはじめるのが維新の会。
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女性の胸を触っている写真が週刊誌に流出した井戸正利。その弁明は「胸を触ったのは事実です。でも揉んだわけではない」。安倍晋三の「募ってはいるが募集はしていない」並みの破壊力である。
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そもそも党を作った橋下徹が、「阿川(佐和子)さん、僕は一回で妊娠させる自信ありますよ!」(2006年5月7日)と発言している人物である。維新スピリッツはトップから末端まで貫かれている。
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昔、「MajiでKoiする5秒前」という曲があったが、小泉進次郎は5秒くらいでハニートラップにかかる可能性がある。人妻、復興庁の元部下の女性、メーキャップアーティストの女性との三股不倫が発覚し、「小泉のジュニアのジュニアが暴走」と騒がれたこともあった。政治資金で高級ホテルを利用していた疑惑について国会で追及されると「大半のものは秘書が宿泊した」と無理な答弁。「週刊文春」は疑惑を裏付ける領収書と進次郎のメールを入手した。
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自民党・維新の会の接近は、新しいセックスの形を模索する人々にとっては明るいニュースになるのではないか。
文:適菜収
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